昭和を中心に自宅で楽しめる映画をご紹介いたします

座頭市という人物がよくわからない。 勝新太郎ってどんな役者？ という人にオススメできる　映画 座頭市鉄火旅 (1968年)です。

「半世紀近い前の映画南野に　なんて面白いんだ・・・」 現在の技術を使えば　よりリアルな映像になるかも知れないけど 映画の面白さ　って　そこじゃないんだよね

1973年公開という　古典的な映画なのですが、お初の人も、昔見たよと言う人も　一度見てみてください。 現在の映画のようにCGなどを多用してより恐怖を体験するというのではなく、ストーリーと「悪魔」という　目に見えないものと戦うという怖さを体験することができます。

撮影された舞台は、茨城県　鹿島、潮来、牛堀という地域で通称　鹿行地区（ろっこうちく） 昭和３０年代のこの地区は、交通も不便で陸の孤島と呼ばれ、生活も貧しく、いろいろなものが遅れていた。 見渡すばかりの水田と砂だらけのこの地域に鹿島臨海工業地...

昭和の怪獣映画のいくつかは、子供向けといいつつ　怪獣を通して世相に対するアンチテーゼをよみとることができる。

1970年代の社会の公害問題、当時の若者達の行動とか風俗を移した記録映像としても面白く仕上がっている。 映画のスピード感が、全盛期のマラドーナのような緩急自在なドリブルのようで置いておかれたり　イライラするかも知れませんが、そこも含めて楽しめる映画だと思います。

この映画をみると、鮭定食が無性に食べたくなる。 テーブルや椅子、食器などが、北欧らしくシンプルで美しい。 そして、静かに進むストーリーが、忙しない生活の中で安らぎを与えてくれる。

「心をもつことは、切ないことでした」　注目するのは、彼女は過去形で語っていることです。