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『北の国から』 人生経験で受け止め方が大きく変わってくる押し売りされないドラマ

ドラマにようこそ

『北の国から』というドラマご存じですか?

このブログを見ていただいている方ならば おそらく

『一度は観たことがある」

あるいは
『人生において重要な位置を占めるドラマ」
と言う人もいると思います。

自分は、高校の時にこのドラマが始まり 兄の影響でみていました。
当時 純の行動や性格が『自分との共通点が多く」観るのがつらかった記憶があります。

しかし、あれから 40年以上の時が流れ 再びこのドラマを見始めました。

今回のドラマにようこそ北の国からについて
『北の国から』 人生経験で受け止め方が大きく変わってくる押し売りされないドラマ

というお話です。

でははじまます。

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放送期間

『北の国から 全24話』
1981年10月9日~1982年3月26日 毎週金曜日22:00 – 22:54に放送

以後 スペシャル版として放映単発で放映される

  1. 『北の国から ’83冬』 1983年3月24
  2. 『北の国から ’84夏』 1984年9月27日
  3. 『北の国から ’87初恋』 1987年3月27日
  4. 『北の国から ’89帰郷』 1989年3月31日
  5. 『北の国から ’92巣立ち』(前編) 1992年5月22日
  6. 『北の国から ’92巣立ち』(後編) 1992年5月23日
  7. 『北の国から ’95秘密』 1995年6月9日
  8. 『北の国から ’98時代』(前編) 1998年7月10日
  9. 『北の国から ’98時代』(後編) 1998年7月11日
  10. 『北の国から 2002遺言』(前編) 2002年9月6日
  11. 『北の国から 2002遺言』(後編) 2002年9月7日

回を重ねる毎に視聴率が上がり20%から30%という高視聴率となってゆく
最高視聴率は、『北の国から 2002遺言』(前編)38.4%

このドラマにより「富良野」が有名になり観光スポットとして注目される「北の国から資料館」も創設
ドラマに使われた丸太小屋が再現されるなど 現在でも訪れる人が多い。

純役の吉岡秀隆は、このドラマで共演した内田有紀と2002年に結婚するが、2005年に離婚することになる。
蛍役 中嶋朋子の実子が息子役で出演するなど役者の人生にも大きくかかわるドラマとも言えよう。

主題歌 他

『北の国から〜遥かなる大地より〜 』
さだまさし作曲・編曲 1982年9月11日リリース

脚本 倉本聰からのい依頼によりさだまさしが担当することになる

当初、歌詞をつけようとしたが、倉本からこの曲には言葉はいらないと言われたことをうけて、スキャットに変更
ウィキペディア:北の国から より

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また、松山千春の『乾杯』なども挿入歌として使われている。

ストーリー

北の国からのざっくりとした話としては
「北海道の雄大な自然の中で田中演じる主人公・黒板五郎と2人の子ども達の成長を21年間にわたり追い続けたものである」
家族というテーマで言えば
「不器用な父親と不器用な息子と娘の話」
あるいは
「変わり者の父親と卑怯で小心者の兄と二人の間で揺れ動く家族思いの妹が闇に落ちて行く話」
とも言えるかもしれない。

3つめは、穿った見方ですが、まんざら違っているとも思えないのですが、『北の国から』を人に勧めるときは言ってはいけないと思います。

主人公 五郎は妻の不倫がきっかけで東京の生活に嫌気を生まれ故郷の北海道に息子と娘を連れて移住する、
都会の生活しか知らない子供達は困惑するが、妹の蛍は富良野の生活になじもうとする。
一方、兄の純は、電気も水道もない生活に『信じられない」という不平不満を爆発させてゆく。

やがて中学の卒業で純と蛍はそれぞれの道を目差す

父親の元から巣立つのですが、挫折、絶望になる毎に富良野に住んでいる五郎のことを思い出す。

黒板 五郎(くろいた ごろう) 演:田中邦衛

主人公 五郎は妻の不倫がきっかけで東京の生活に嫌気を生まれ故郷の北海道に息子と娘を連れて移住
都会の生活しか知らない子供達は困惑するが、妹の蛍は富良野の生活になじもうとする。
一方、兄の純は、電気も水道もない生活に「信じられない」という不平不満を爆発させてゆく。

五郎は、人付き合いが不器用な男で子供達との関係がギクシャクしながら日常が続いて行くのだが、酒を飲むと「普段の反動があるのか羽目を外すことが多い」自分で丸太小屋や石の家、井戸まで自分で掘るなど器用な面も持ち合わせている。

後半になると 一人で富良野に住み続け、純や蛍を待ちわびるという生活が描かれるが、怪我や老化による体力の衰えも目立ち子供達への付き合い方も変わって行く。

黒板 純(くろいた じゅん)演:吉岡秀隆

五郎により 東京の生活から 無理矢理 電気も水道もない富良野に連れてこられる。
文句を言いながらも少しずつ五郎に心を開いて行く

純は東京に出るが、中卒ということもあり 厳しい状況に置かれ、華やかな都会の表と裏で傷つき富良野に戻ってくる。
「泥の付いたピン札をめぐる傷害事件」での不良っぽい エリ(演 – 洞口依子)が実は心優しいことがわかり、外見だけで人は判断できないと純は学ぶことになる。


五郎の指の跡が付いた壱万円札


エリ(演 – 洞口依子)

純は、心の優しい女性から接近されるという『羨ましい」のですが、結局自分から壊してしまうことが多い。
『北の国から 95秘密』の小沼 シュウ(こぬま しゅう)演 – 宮沢りえ との関係は、結ばれる着前で分かれてしまうと言う悲恋に描かれている。


小沼 シュウ(こぬま しゅう)演 – 宮沢りえ

最終的には、五郎の仕事を手伝いながら彼の介護をしながら、高村 結(たかむら ゆい)演: 内田有紀と結ばれる。


高村 結(たかむら ゆい)演: 内田有紀

黒板(笠松) 螢(くろいた(かさまつ) ほたる) 演: 中嶋朋子

蛍は、テレビシリーズでは、母親の不倫現場を目撃し、五郎を気遣うがやがてその反動もあるのか 一気に父親と距離を取り始める。

蛍は、看護師をめざし 看護学校から病院勤めとなるが、不倫、駆け落ち、妊娠という 『あの蛍ちゃんが・・・」幼いころの蛍を知っている視聴者からすると思わぬ展開に進んで行く。
『北の国から ’95秘密」~『北の国から ’98時代」

不倫仕手の子供を身ごもった蛍でしたが、富良野での幼なじみの正吉と結ばれることになる。
正吉の男気には感動する
『北の国から ’98時代」

蛍と言えば よく走っていた

心に響く台詞とシーン

『北の国から』は当初から 心に深く刻み込まれるようなシーンと言葉が多い。
数えたら 数千行も書けてしまうほどで 多くのブログや記事で紹介されている。

当ブログでは、個人的に心に刺さったシーンを取りあげよう

夜になったら眠るンです

シリーズ 第1話

両親が離婚 父親に不便な田舎に連れてこられ 不満タラタラの純

純「電気がないッ」
純「電気がなかったら暮らせませんよッ」
五郎「そんなことないですよ」
純「夜になったらどうするの!」
五郎「夜になったら眠るンです」

「夜になったら眠るンです」

当たり前のことなんですが、今の自分を考えると寝る時間が遅くなるばかり
もとから睡眠が少ない自分は、早く寝ると早く起きることもあって 時間をずらしているんですが
エネルギーの無駄遣い

無理して再生可能エネルギーとか頑張るより 五郎の言葉が完璧過ぎます。

お父さんに好きな人ができても平気だよ

シリーズ 第21話

五郎は富良野市街にあるスナック「駒草」のホステス こごみと親密な関係になってゆく
ここみと親しげにしているところを目撃した蛍が五郎に言った

「お父さんに好きな人ができても平気だよ」

離婚した父親が、女性と親しくしているのを目撃した10歳にも持たない娘から言われるこの言葉
キツいわぁ・・・・

あいつ、一昼夜かかって汽車で来たんですよ

離婚した玲子の葬儀の席に間に合わなかった五郎にしかも翌朝に帰ってしまったことに親族が冷たく「薄情だ」と責める
清吉:演:大滝修司のセリフ

「あいつが来れなかったのは・・金なんですよ」
「あの晩、あいつワシんとこ借りに来て、はずかしいがワシんとこもどうにもなくて、近所の農家起こして、なんとかやっと工面して、純と蛍と、雪子さん、飛行機乗せたんですよ」
「翌日の昼、中畑ちゅうあれの友だちが、それを聞いてびっくりして銀行に走って、でもあいつそれを受け取るのしぶって」
「だからあのバカ、汽車できたんですよ。一昼夜かかって汽車できたんですよ」
「飛行機と汽車の値段のちがい、わかりますかあなた。1万とちょっとでしょう。
でもね、わしらその1万とちょっと、稼ぐ苦しさ考えちゃうですよ。何日土に這いつくばるかってね」
「おかしいですか、私の話」

金銭的に余裕のない五郎は、飛行機のチケットなど買えず 列車で富良野から東京までやってきたのでした。

その言葉を聞いた純と蛍は、玲子の不倫相手吉野に買ってもらった靴のかわりに処分されたはずの靴をとりもどすために靴屋に向かうんです。
その処分された靴って「1年前、北海道で五郎に買ってもらった 980円の靴」だったのです。

涙腺崩壊ですわ

おら受け取れん。お前の宝にしろ

『北の国から ’92巣立ち』

純が東京へ旅立つとき 東京への長距離トラックの中での会話

「しまっとけ」運転手の男
「ピン札に泥がついてる。オマエの親父の手に付いていた泥だろう。おら受け取れん。お前の宝にしろ」

五郎が運転手に渡した代金の2万円

純はお守りとしてそのお札に日付を書き込んだのですが、勤め先で盗まれることになり
結果傷害事件に発展する。

傷害事件を起こしで富良野にもどった純に対して
風呂の中から五郎

「それは人を怪我さすほど、大事な物だったのか。なら、仕方がないじゃないか。男は誰だって、何と言われても闘わなきゃいかんときがある」
『北の国から ’89帰郷』
と繋がるんですが、若いときより五郎と同じぐらいの年齢になるとよくわかる

人間長くやってりゃ、どうしたってそういう汚れがついて来る

『北の国から ’95秘密』

純は富良野で市の公務員となりゴミ回収業をやっている

付き合っているシュウ(演:宮沢りえ)が過去にAVに出演していたと知った純に対して五郎

「純、ゴミの車に乗るようになってから、ずいぶん手を洗うようになったな」
「お前の汚れはせっけんで落ちる」
「でも石鹸で落とせない汚れもある」

「人間長くやってりゃ、どうしたってそういう汚れがついて来る」

「お前にだってある。父さんなんか汚れだらけだ」

年をとってくると 恥ずかしいことを経験し、いろいろと妥協し、人に言えないこともやってきた そういう人がほとんどだと思います。
そこから「相手を許容する」という幅が広がるのも事実

でも若い時って「絶対譲れない」ってことが多いんだよね
それは、仕方がないことなんだけどね

自分も汚れっぱなしだなぁ

名台詞や名シーンなんて切りがないほど脚本がよかった

北の国から って 幅広い世代に影響を残したドラマで名シーンがたくさんあって
どれも心に残るものでした。

あれ? こんなシーンもあったのに
自分は、このシーンがベスト

自分が現実の世界で経験してきたことで心に残るシーンは分かれると思います。
自分は、貧しい農家の生まれで 早く家を出たかった
18歳で東京に出てきて すでに44年 故郷には両親も兄弟もすでになく
故郷と呼べるかどうかもわからなくなってきました。

でも子供の時に見た 一面稲穂が揺れるシーンはいつになっても記憶にあります。

自分はこのシーンで泣いた
ここがベスト

という人はコメント欄に書いていただけるとうれしいです。

人生経験で受け止め方が大きく変わってくる押し売りされないドラマ

とにかく 書き切れないことが多いドラマです。

なんと言っても「スマホという脳内麻薬っぽいデバイス」がない時代だからこそ成立する物語であって
今、同じようなドラマは成立しないし、リメイクなど不可能です。

スマホのない時代だからこそ 「人は人と直接関わりをもって生きていかなければならない」わけです。
「今もそうだよ」という声もあると思いますが、『北の国から』の世界はありえない。

物語の中で不倫、離婚ということが多いのも「人間の弱さ」とか「人の業みたいなもの」が正直に描かれていて好感を持ってみていました。

「不倫はいけない」なんてことをSNSで勝ち誇ったように叫ぶ人達がいますが、
そんなことはわかっているんだけど

「人間ってそんなに簡単なものじゃない」

ということだと理解することをオススメしたい。

親子は、血のつながりというのもあって逃れられない定めです。
しかし、夫婦は他人であることはかわりないという現実を正面から描いていたと思います。

このあたり、よくわかっているなぁ と 爺になった自分は感じます。

これ以上感想を書いても このドラマ事態が

『北の国から』って
「人生経験で受け止め方が大きく変わってくる押し売りされないドラマ」

ということで『北の国から』というドラマをみてきました。

気が向いたら 続きを書いてみようと思っています。

五郎さんのような生き方って 憧れはあるけど 無理だろうなぁ

ご感想、その他 ご意見などありましたら 遠慮なく コメント欄に書いていただけたらと思います。

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