高校生の時、友人が1本のカセットテープを貸してくれた。
少年マガジンと学生運動とロックの時代 頭脳警察
家に帰り早速テープレコーダーで聴いてみた。
だから銃を取れ♫
なんじゃこれは、あまりにも強烈な歌詞だった。
やべぇな!
「頭脳警察」との出会いであった。
頭脳警察1 発禁
頭脳警察は、1970年 – パンタ(中村治雄)、トシ(石塚俊明)で結成
「ダサくてもいいからオリジナリティに満ち、自信をもって人前で演奏できる」
をテーマに日本語のロックを開始
そう50年前である。
1972年ファーストアルバム 『頭脳警察1』 発売
そしてすぐ発禁となった。
ジャケットに三億円事件の犯人のモンタージュ写真、発禁の理由は、おそらく
「言い訳なんか要らねえよ」の歌詞、もろ女性器の名詞が入っている。
頭脳警察 / 銃を取れ Live
新左翼・全共闘・全学連などによる政治運動が激化した時期の最後、1972年、彼らは、学生運動家たちの集会に呼ばれていた。
頭脳警察セカンド(1972年5月)
自分がカセットで聴いたのは、おそらくこのアルバムだった。
このアルバムも「収録曲3曲が放送禁止」、「さらに1ヶ月余りで回収・発売禁止」
しかしこのアルバムから後々まで語られる曲が登場
コミック雑誌なんか要らない
1986年 内田裕也主演『コミック雑誌なんかいらない!』という映画が登場
主演の内田裕也扮する人気芸能レポーターを通して社会を風刺した作品で当時の事件をモチーフにしている。
他にも
コミック雑誌なんか要らない 頭脳警察&遠藤賢司with制服向上委員会
ももクロ・玉井詩織×ドレスコーズ×TeddyLoid
などなど多くの人がカバーなどをしていて、未だに歌い継がれている。
結成50年
1975年に解散
1990年に一年だけ復活
2001年再結成
そしてまだ歌い続ける。結成50年!
過激なロックは、形を変えながら、まだ続く
さようなら世界夫人よ
このあたりも聴いて欲しい。
過激だけじゃない頭脳警察に出会えるだろう。
まとめ
日本のロックのはじめのはじめ
今では、考えられないほどの過激な時代に過激なロックが登場した。
思想などはとりあえず置いておいて、聴いてみてください。
最近のロックと称されるものとは違う。
自分は、友人が教えてくれなかったらおそらく聴くことはなかっただろう。
そして、このブログを始めなかったら再度聴くこともなかったかも知れない。
なんだろう? この癖になる音と言葉・・・
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