今回のお話は、スター・トレック
と言ってもテレビ版の一番最初のシリーズ
日本では「宇宙大作戦」で放映されていました。
小さい頃から 科学大好き少年だった自分は、毎回 食い入るように(モノクロ)テレビに夢中でした。
あれから 50年以上経過しても 未だに「スタートレック」観ています。
今回のドラマにようこそでは
スター・トレック(TOS) 半世紀以上追いかけているファンより魅力を語る
と題して 60年近く前に制作されたSFドラマについてそのドラマの魅力を解説します。
最期まで読んでいただけたら幸いです。
米国宇宙開発の原動力
スター・トレックは、スターウォーズと並んで米国の宇宙開発に大きく関わっています。
いや 影響からすると 圧倒的にスター・トレックでしょう。
スター・トレックを観て 宇宙飛行士になりたい、NASAで仕事をしたいと思った子供達がどれだけ多いことか・・・
実際に夢を叶えた人もあくさんいると思います。
スペースシャトルのオービター1号機(大気圏内での滑空飛行試験用の機体)はもともと
「コンスティテューション」という名前でしたが、全米のトレッキー(スター・トレック ファン)の当初によって「エンタープライズ」とジェラルド・R・フォード大統領の権限によって変えられたり
発見された小惑星に登場人物の名前が付けられたり
※小惑星2309番が「ミスター・スポック」 9777番が「エンタープライズ」
その影響力は偉大で今でもシリーズが続いていることからもみられるように
米国の宇宙開発の原動力 と言っても過言ではないのです。
オープニングで23世紀にタイムトリップ
スター・トレックの最初の作品は
『スタートレック』(英: Star Trek 邦題:宇宙大作戦)
別名 TOS(The Original Series)と呼ばれています。
ファンにとって オープニングのこのセリフでご飯おかわり状態
英語版
Space, the final frontier. These are the voyages of the starship Enterprise. It’s five year mission, to explore strange new worlds, to seek out new life and new civilizations, to boldly go where no man has gone before…
日本語(宇宙大作戦)
宇宙、それは人類に残された最後の開拓地である。 そこには人類の想像を絶する新しい文明、新しい生命が待ち受けているに違い無い。 これは人類最初の試みとして5年間の調査飛行に飛び立った宇宙船USSエンタープライズ号の驚異に満ちた物語である。
若山弦蔵さんの渋い声で一気にワープスピード? いや 23世紀にタイムトリップです。
斬新な宇宙船
スター・トレックの主役である宇宙船「U.S.S.エンタープライズ」 登録番号:NCC-1701
この宇宙船のデザインが画期的過ぎます。
円盤部から2本の長い棒が伸びていて エンジンらしき筒に繋がっている。
宇宙船という言えば UFOの円盤かロケットの形しか観ていなかった私たちに 未来も未来、想像できない世界からやってきた宇宙船でした。
しかも ワープ航法で光より速く移動する仕組みを備えていた。
このワープという言葉もスター・トレックを観ていた人ならば、後の宇宙戦艦ヤマトのワープも簡単に理解できたであろう。
そして驚くことにこのドラマでは、ワープ航法の仕組みなどもきちんと解説されている。
このあたりが、ただのSF物語ではないことがわかるだろう
ウフーラ(ニシェル・ニコルズ)
1950年代 米国では、白人至上主義など差別が当たり前の時代だった。
メインクルーに注目すべき2人を登用した。
黒人女性と東洋系を主要メンバーに加えたのは、プロデューサーのジーン・ロッデンベリーのある考えだった。
24世紀の時代に、黒人とか女性とか、東洋系とか
「そんなくだらない差別などありえない」
というメッセージだ。
ウフーラ役の(ニシェル・ニコルズ)は、アフリカ系俳優がテレビドラマにレギュラー出演することや、異人種間でのラブシーンが演じられたのは、いずれもアメリカのドラマ界では初めてであった。
スタートレックのファンだったキング牧師は、「ウフーラは黒人の子供たちにとって目標である」と語った。後に『新スタートレック』でガイナンを演じたウーピー・ゴールドバーグも、ニコルズが演じるウフーラを見て女優を志した。
黒人女性として初めてスペースシャトルで宇宙に行ったメイ・ジェミソンもまた、ウフーラの活躍を見てその職業を志した人物の一人である
このスター・トレックが米国でどれだけ多くの人々に希望を与えていたことがわかるだろう。
さらに 冷戦時代にもかかわらずパヴェル・チェコフ(ウォルター・ケーニッグ)というロシア系という設定もされている。
目的
エンタープライズ号の目的は、宇宙探査である。
戦争や侵略が目的ではない。
戦闘シーンは、基本自衛 つまり 専守防衛である。
宿敵 クリンゴンとの戦闘もあるけれど あくまでも戦争という状況ではない。
しかし、未知の生命体とバトルになる場合も多いのも事実
また、探検だけではなく 防衛・外交・巡視・救難も行われている。
3シーズン 79話
3シーズン 79話で打ち切りに近い状態で終了している。
しかし、番組終了後にで人気が爆発、映画版、新世代クルー『新スタートレック』をはじめ多くの作品がシリーズ化している。
映画もテレビシリーズからの映画だけではなく、「J・J・エイブラムス」のリブート版も施策されている。
スター・トレックをはじめて観る方に
オリジナル版より 『新スタートレック』をオススメします。
1話完結で 前の時代と次の時代への橋渡しで未来のテクノロジーを体験できます。
また、このシリーズを基本として他の作品が関連付けられているのでぜひこのシリーズを見てください。
ちょっと古いかな? と思うけど ストーリーは面白いのでオススメです。
やっぱりスター・トレックが好き
SFファンには、スターウォーズ好きとスター・トレック好きが分かれると言います。
自分は、スターウォーズの初期の3部作を見て もうおなかいっぱいになってしまいました。
それ以降 新シリーズはみていません。
一方、スター・トレックシリーズはずっと追いかけています。
何が違う? というのはあ、好みですが、スター・トレックシリーズの世界観が好き
という感じですね
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