藤子・F・不二雄 生誕 90周年(2023年12月1日)を記念して名作がamazonnプライムビデオで公開されています。
そのひとつが「エスパー魔美」ヌードモデルシーンが登場したりなど「視聴年齢を子供からやや上に設定」した
藤子・F・不二雄作品として転換的な作品と言っていいだろう。
今回は、現在、Amazonプライムビデオで配信されているアニメを中心に愉しもうという記事です。
最後まで読んでいただけたら幸いです。
エスパー魔美
最初に作品の概要からウィキペディアより
『エスパー魔美』(エスパーまみ)は、藤子不二雄の藤本弘(のちの藤子・F・不二雄)による日本の漫画、またそれを原作としたテレビアニメとテレビドラマ
オバケのQ太郎からの「日常生活に沿ったストーリー」からの転換点としてこの作品が登場したと言われています。
そのため「小学生が主人公」ではなく「中学生の女の子が主人公」となっていて「子供社会」を描くのではなく「大人社会との関わり」を中心にしたストーリーが中心となっている。
主人公の佐倉 魔美(さくら まみ)がある日、超能力があることに気がつき、超能力を使って社会の事件を解決して行くという話が中心となっている。
これまでの作品と違い、魔美の家は、父親が「画家兼区立高校の美術講師」で母親は、「朝売新聞の外信部」という1987年(アニメ開始年)としては、かなりハイクラスとも言える家族構成と言えよう。
画家である父親のヌードモデルになってお小遣い稼ぎをしていたり、これまでの作品と違う世界を描いている。
余談ですが「魔美の裸シーンを描くために筆者はSMクラブに通って勉強」(ウィキペディアより)したという苦労もあったらしい。
ストーリーとキャラクター
明月中学に通うごく普通の中学生である少女・佐倉魔美は、同じクラスの高畑和夫をピンチから無意識に助け出したことをきっかけに、自分の中に超能力が眠っていることに気づく。高畑は自分がエスパーだと誤解していたため、真実を知って気落ちするあまり魔美と距離を置いてしまうが、気を取り直してエスパーのコーチとして協力を申し出る。
高畑のサポートの元、自身の超能力に磨きをかけながら、魔美はごく普通の中学生と、人助けをする正義のエスパーとしての二重生活に奔走していくのであった。
主人公の佐倉 魔美(さくら まみ)は、東京近郊の「佐間丘陵」にある明月学園中学で14歳の中学2年生
明るく快活で困った人を見ると放っておけないタイプ 勉強は苦手
画家である父親のヌードモデルを務めてお小遣いをもらっている。
この父親との関係がとても良好で最終回になるにつれて父親が彼女をモデルにしているかがわかってくる。
父親が乗っているクルマがビートル(旧)というところなど芸術家っぽく描かれている。
母親は、「朝売新聞の外信部」勤めというキャリアというのもこれまでの作品で専業主婦な母親と違っています。
個人的にいい趣味だなぁ・・・
物語のキーとなるのは、友人?高畑の存在だと思っています。
頭脳明晰、運動神経は?な彼は、魔美のクラスメイトであり友人というか微妙な関係ですが、彼がきっかけになる話や事件解決の糸口、そして超能力を持った魔美の理解者であり、コーチ役にもなっている。
高畑は、頭脳明晰(地頭が良い)のにテストでわざち数問間違えるとか、自分の能力をひけらかすこともなく控えめな性格で、積極的に前に出て行く魔美といい感じのコンビとなっている。
コンポコという狐のような犬がペットとして飼われています。
エスパーの能力があるような無いような感じですが、いつも魔美の後をくっついています。
テレポーテーション
魔美のの能力は、オープニングで歌われているテレポーテーションが中心に描かれていて、いつも胸に付けているブローチから発射される小さなビーズを自分に発射することがきっかけで瞬間移動という設定になっています。
コミック版をみてみたらビーズの代わりに仁丹という設定でした。
そのほかにもテレキネシス、テレパシー、念写、クレヤボヤンス、プレコグニション、非常ベル(近くで事件があると聞こえてくる)などが徐々に能力が出てきますが、基本は、テレポーテーションで瞬時に空間を飛び越えるということが中心になっています。
また、テレキネシスで空を飛ぶというシーンも多くみることができる。
アニメとコミック
アニメは、基本一話完結で構成されていていて 事件解決が中心になっていて、当時の社会状況なども取り入れられているため これまでの作品とは違い大人の社会を取り扱っている。
現在、Amazonプライムビデオ(プライム会員無料)で傑作選(20話)が公開されています。
期間限定の可能性もあるのでぜひみていただきたいです。
映画も作成されていました。
コミックも販売されているのでアニメとの微妙な違いを愉しむことができます、
視聴年齢(+13)で新しい世界を開いた 藤子・F・不二雄の作品をお楽しみください。
作品情報
主題歌
OP/ED | 曲名 | 唄 | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
---|---|---|---|---|---|
OP 1 – 107話・SP話 |
テレポーテーション–恋の未確認– | 橋本潮 | 松本一起 | 奥慶一 | |
OP (108 – 119話) |
S・O・S | 橋本潮 | 松本一起 | 清岡千穂 | |
ED (28 – 107話・SP話) |
不思議 Angel | 橋本潮 | 松本一起 | 奥慶一 | |
ED (108 – 119話) |
I Like YouからI Love You | 橋本潮 | 松本一起 | 池毅 編曲:田中公平 |
アニメスタッフ
- 原作 – 藤子・F・不二雄(独立前は藤子不二雄)
- チーフディレクター – 原恵一
- 作画監督(総作画監督) – 富永貞義、堤規至(第8話-)
- 作画監督補 – 堤規至(第1話-第7話)
- 美術監督 – 川井憲
- 撮影監督 – 斉藤秋男
- 録音監督 – 浦上靖夫
- 音楽 – 田中公平
- クラシック音源 – コロムビアレコード
- プロデューサー – 木村純一・小泉美明(テレビ朝日)、別紙壮一・茂木仁史(シンエイ動画)
- シリーズ構成 – 桶谷顕
- 動画チェック – 間々田益男、入江康智
- 色指定 – 野中幸子、吉岡由己、代田千秋
- 特殊効果 – 土井通明、村上正博
- 背景 – アトリエローク
- 撮影 – 旭プロダクション
- 効果 – 松田昭彦(フィズサウンドクリエイション)
- 整音 – 大城久典
- 録音制作 – オーディオ・プランニング・ユー
- スタジオ – APUスタジオ
- 編集 – 岡安肇、小島俊彦、村井秀明、中葉由美子、川崎晃洋
- タイトル – 道川昭
- 現像 – 東京現像所
- 制作担当 – 茂木仁史(後にプロデューサーに昇格)
- 制作デスク – 山川順一
- 制作進行 – 齋藤敦、水島努、大澤正享、星野達也、内田哲夫、西田晃久、細野芳光、坂部久明
- 制作 – テレビ朝日、旭通信社、シンエイ動画
アニメ声優
家族
佐倉 魔美(さくら まみ)声 – 横沢啓子(現・よこざわけい子)
コンポコ 声 – 小粥よう子
佐倉 十朗(さくら じゅうろう)声 – 増岡弘
ママ 声 – 榊原良子
クラスメイト
高畑 和夫(たかはた かずお)声 – 柴本広之
竹長 悟(たけなが さとる)声 – 佐々木望
間宮 幸子(まみや さちこ)声 – 江森浩子
桃井 のり子(ももい のりこ)声 – 渕崎ゆり子
番野 兆治(ばんの ちょうじ)声 – 塩屋翼
富山 高志(とみやま たかし)声 – 平野義和
ゴインキョ 声 – 龍田直樹
有原 成宏(ありはら なりひろ)声 – 鈴置洋孝
黒沢 庄平(くろさわ しょうへい)声 – 飛田展男
篠山 よしひろ(しのやま よしひろ)声 – 安藤靖
藤野 沙織(ふじの さおり)声 – 三浦雅子
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