ボロいカマロで街をぶっ飛ばし、武器は、ブーメランの探偵が活躍
沖雅也、多岐川裕美、渡辺篤史、柴田恭兵、神田正輝というメンバーで構成された麻生探偵事務所
カルティエのライター火力全快、タバコはキャメル、窮屈そうにベスパにまたがり、ピンクのパジャマにアイマスク
松田優作、竹田かほり、倍賞美津子、成田三樹夫、古尾谷雅人(ゲスト出演)
1979年、テレビドラマ『探偵物語』
50歳以上の方でないと覚えていないかも知れませんが、昭和のドラマは、思い切り尖ってます。
ドラマ内で
「カルティエのライターの火力全快」は、真似をして怒られた人もたくさんいると思います。
その大ヒットドラマのOP/EDを担当していたのが、「SHŌGUN」です。
『探偵物語』のOP/EDは、どちらも英語の歌詞で、彼らは、外国人だと思っていた人も多いと思いますが、日本のスタジオミュージシャン達が集まったこれまた凄いバンドです。
スタジオミュージシャン
1978年、芳野藤丸を中心にスタジオ・ミュージシャンで編成した『One Line Band』が発端
当時のメンバーは以下のとおり
芳野藤丸(ギター/ボーカル)
大谷和夫(ピアノ)
ミッチー長岡(ベース/ボーカル)
山木秀夫(ドラムス)
中島御(パーカッション)
ケーシー・ランキン(ギター/ボーカル)
マイク・ダン(ベース/ボーカル)
メンバー全員がデビューの時点で既に10年以上の猛者達であった。
バンド名が、「One Line Band」から「SHŌGUN」になったのは、当時、小説(後に映画化)『将軍 SHŌGUN』が大ヒット
そこで
「外国でも通用できるバンド名」
として、「SHŌGUN」になったと言われている。
俺たちは天使だ
彼らの音楽を聴いた、日本テレビの音楽プロデューサー飯田則子は、
新番組『俺たちは天使だ!』に彼らを抜擢
『俺たちは天使だ!』は、沖雅也主演、若手の柴田恭兵、神田正輝を加え個性あふれるキャラクターと軽快なストーリーで大人気番組となった。
主題歌 「男達のメロディー」は大ヒット
50万枚を越すセールスとなった。
探偵物語
『俺たちは天使だ!』は、探偵ドラマですが、ポップでライト、ギャグを交えながらのドラマであった。
同年、日本テレビは、探偵ドラマをもうひとつ発表した。
松田優作主演の『探偵物語』である。
こちらは、ハードボイルドの中にときおりギャグを交えながらの演出で松田優作の魅力たっぷりの伝説的ドラマとなった。
このドラマは、再放送を希望します。
脇役の成田三樹夫は、イイね!
活動停止
1980年メンバーのマリファナ所持により活動停止
「SHŌGUN」は、解散となった。
たった2年間の活動期間、その後、何度か再結成して活動
以下のリンクのライブは素晴らしいですよ!
まとめ
男達のメロディー(作詞:喜多條忠 / 作曲:Casey Rankin / 編曲:大谷和夫)
『俺たちは天使だ!』主題歌
Bad City(作詞・作曲・Casey Rankin / 編曲:大谷和夫)
『探偵物語』主題歌
Lonely Man(作詞:Casey Rankin / 作曲:大谷和夫、芳野藤丸 / 編曲:大谷和夫)
『探偵物語』エンディング
はじめて聴く人もいらっしゃると思いますが、きっと ドラマの本編も観たくなる。
「SHŌGUN」の楽曲は、YouTube Musicで聴くことができますのでお試しあれ
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